BACK IN THE DAY
前回の記事にも登場したレコード火星で購入したのがこのCD。
Tommy Guerrero(トミー・ゲレロ)はサンフランシスコのスケーターで、ミュージシャンである。
購入したBACK IN THE DAY + FOTRAQUE 7INCH は90年代に作られたTommy Guerreroの初期音源BackinthedayとFotraqueの二枚のEPを一枚に合わせた作品。
マルチトラックレコーダで録音された粗めの音のブレイクビーツなオルタナティブミュージックは、ファンク、ヒップホップ、ジャズ、ロック、エレクトロニカ等の様々なジャンルをストリートに落とし込んだスタイルで、スケーターやサーファーのみならず熱心な音楽好きにも愛されている。
実は2度目の購入
1度目の購入は7、8年ほど前で、気に入って
聴いていたのだが突然何処かに消えてしまった。
愛聴しているCDに限ってよく紛失してしまう。
BeckのMutationsは5回紛失し、5回購入しなおしている。
友人等に紹介し、貸したりしている間に何処かに行ってしまったのだろうか。
まあ友人達の部屋のCDラックの中に紛れてくれていれば、それはそれでいいと思う。
他の音楽を聴いたり、日常の面白事に夢中で、紛失したCDのことも忘れて過ごしてい
たが、レコード火星のおかげでまたこのTommy Guerreroの音源と再会することが出来
た。
BACK IN THE DAY + FOTRAQUE 7INCHに関しては、最初はイージーリスニングなヒップホップの感覚でよく聴いていた。
粗くて煙たい雰囲気のビートが気に入っていた。
一人でドライブする時なんかもとてもいい。
今回の再会を機に、改めて聴きなおしてみるとアンビエントな雰囲気やテクノなノリも
感じられて、また別の音源を聴いているような新鮮な気持ちで聴くことが出来た。
それと同時によく聴いていた頃の自分の気分やそのころの周りの雰囲気なども思い出さ
れ、まさにBACK IN THE DAYな気分になれた。
再会したCDやレコードには、初めて聴くそれらとは違う楽しみや面白さがある。あの
頃の夢中になって聴いていたポイントに加え、他の音楽や面白事に影響を受けた自分
に、新しい解釈や見方を運んできてくれる。
あの頃と今を感じる為に、常に目の前に興味に心を傾けて自分にとっての今を積み重ね
続けていきたい。
何を言っているのか分からないがそういうことである。
Mr.モシヤ